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(AFC U-19選手権 準々決勝 vs タジキスタン)市丸、堂安、初瀬 ガンバ戦士揃い踏みでU-20W杯出場権を勝ち取る

      2016/10/28

U-19日本代表 4 vs 0 U-19タジキスタン代表

8分 小川航基(U-19日本代表)
19分 堂安律(U-19日本代表)
73分 小川航基(U-19日本代表)
88分 岩崎悠人(U-19日本代表)

この試合に勝てばアジアのベスト4、そして来年韓国で開催されるU-20W杯出場権獲得となる、絶対に負けられない戦い。
日本は過去5大会ベスト8でU-20W杯の出場権を逃しています。
ベスト4という分厚い壁にはじき返され続けてきただけに、今回こそは!という思いで僕も試合を観ていました。

ちなみに当時のメンバーには槙野、内田、香川、森重、柏木などなど、ガンバ関連でいうと当時所属していた安田が選ばれています。
このメンツを見ると、世界大会を経験できるかどうかということの重要性を感じます。

対戦相手のタジキスタンはグループリーグで、オーストラリアを0点に抑えてベスト8を勝ち取っているので、なかなか侮れない。

スタメン

■日本
GK小島亨介(早稲田大)
DF藤谷壮(ヴィッセル神戸)
DF冨安健洋(青森山田高)
DF中山雄太(柏レイソル)
DF舩木翔(セレッソ大阪U-18)
MF堂安律(ガンバ大阪)
MF市丸瑞希(ガンバ大阪)
MF坂井大将(大分トリニータ)
MF三好康児(川崎フロンターレ)
FW小川航基(ジュビロ磐田)
FW岩崎悠人(京都橘高)

(サブ)
GK廣末陸(青森山田高)
GK若原智哉(京都サンガF.C.U-18)
DF初瀬亮(ガンバ大阪)
DF板倉滉(川崎フロンターレ)
DF町田浩樹(鹿島アントラーズ)
DF岩田智輝(大分トリニータ)
MF遠藤渓太(横浜F・マリノス)
MF長沼洋一(サンフレッチェ広島)
MF原輝綺(市立船橋高)
FW中村駿太(柏レイソルU-18)
FW岸本武流(セレッソ大阪)

(主な欠場選手)
MF神谷優太(湘南ベルマーレ)(怪我)

前半

序盤から日本が圧倒的にボールを保持し、攻撃を仕掛ける時間が続きます。
タジキスタンは守るので精いっぱいという印象。
市丸がよくボールを受けて右に左に散らしていたのですが、その姿が少し遠藤保仁にかぶって見えました。

8分 日本ゴール 得点者:小川航基

市丸からのロングフィードから小川シュートがポスト直撃からのこぼれを堂安が拾ってクロス。
最後は再び小川がヘッドで日本が幸先良く先制しました。

ボールを支配しながらもゴールが遠いという展開は避けたかったので、選手の気持ちを楽にさせる大きなゴールでしたね。

19分 日本ゴール 得点者:堂安律

三好が左サイドをドリブルで突破し、クロス。
それを逆サイドペナ内で受けた堂安に対して、タジキスタンはゆるゆるのプレス。
余裕を持って打った堂安のシュートは弧を描きながらタジキスタンゴールに吸い込まれていきました。

前半はこのまま日本が2点リードで折り返します。

後半

交代選手もなく、前半と同じメンバーで後半開始。
タジキスタンが前からプレッシャーをかけるようになったこと、日本が受けの姿勢を見せたことで、しばらく膠着状態が続きました。

73分 日本ゴール 得点者:小川航基

なかなか前半のような迫力のある攻めができなくなっていた中、日本は小川がペナルティエリア中央付近で倒されて得たFKを小川が自分で蹴り、3点目。

リードを広げ余裕ができた日本はこの後の試合も考え選手交代。
76分 舩木翔 → 初瀬亮
78分 小川航基 → 中村駿太
84分 三好康児 → 長沼洋一

交代で初瀬が入ったことで、代表に選出されたガンバ戦士3人がピッチに同時出場となりました。
めでたい。

初瀬も左サイドを駆け上がってからのクロスを上げたり、イエロー覚悟でタジキスタンのカウンターを阻止したりと、しっかりと存在感を示していました。

88分 日本ゴール 得点者:岩崎悠人

日本終了間際にも坂井からのスルーパスをペナ付近で岩崎が受けてダメ押しの4点目。
この得点の起点も市丸からでした。

結果、4-0で日本が文字通りの大勝を収めて、この大会のベスト4入りと、5大会ぶりのU-20W杯出場権獲得。
めでたい。

 

堂安律さん(@doanritsu)が投稿した写真

まとめ

市丸はシュートにも積極的で決まりこそしませんでしたが、惜しいミドルを放つ場面も。
堂安もドリブル、クロスはもちろんタメを作ってチャンスを演出していました。

他にも三好のドリブルや岩崎のスピードなど相手と実力差ががあったとはいえ、観ていて頼もしく魅力的なスキルをもった選手たちですね。
DFの中山、富安も若くしてJ1でレギュラーを張っているだけあってプレーに余裕が感じられ、失点の気配もありませんでした。

またU-20W杯出場を決めた貴重な瞬間を、ガンバの3選手がそろってピッチ上で迎えることができたというのも嬉しいですね。

次戦は27日ベトナム戦。
U-20W杯出場という最低限にして最大の目標を達成したことで、のびのびと戦うことができるはず。
ここまで来たら優勝してほしいですね。期待しています。

 - サッカー, 日本代表